2007年5月7日月曜日

おすすめの本 その1 














本ブログ第一弾は、エンドゲームおすすめの本として、私が読んでみていいな、と思った本をご紹介します。

最初に、Jeremy Silmanの "Silman's Complete Endgame Course"。この本のユニークなところは、よくあるように「ポーンエンディング」、「ナイトエンディング」、「ルークエンディング」とエンドゲームのパターン別に解説するのではなく、実力別に章をわけ、「ビギナー~レート1000以下の人向けの章」「レート1000~1200向けの人の章」というような構成にしていることです。

そして、たとえばビギナーの章ではK+Q対Kでチェックメイト、レート1000~1200の章では基本的なオポジションの解説など、それぞれの実力の人が覚えるべき内容を解説しています。これにより、「ポーンエンディングの途中でいやになって投げ出しました」ということもなく、エンドゲームの知識をアップさせていくことができます。そして最後の「マスター(レート2200以上)向け」の章ではこれまでの知識を総動員して複雑なエンドゲームの分析をする展開になっており、かなりの達成感が味わえます。

個人的に、内容にまったく不満がないわけではありませんが、これを読みきれば基本的な知識は一通り身につくと思います。価格も本の分厚さの割には安いですし、買って損はないかと思います。

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